虚舟という謎
歴史のお話なので、protOZtypeでやろうかと思ったんですが。
アメリカの友人からの話なので、こちらでやろうかなと思います。
アメリカ人の友人が「うつろぶね、って知ってる?」と聞いてきたのがお話の始まり。
うつろぶね、っていうのは不思議なお話好きの人ならご存じかもしれません。
江戸時代に海岸に打ち上げられた不思議な舟のことです。
トップ画像がそれですね。
丼…に見えるかもしれませんが;;
一般的には円盤型といわれております。
要するに江戸時代にUFOが⁉みたいなネタでよく話題になるので、オカルト好きな人にはおなじみのネタかと思います。
ただ、オカルトだけじゃなく、民俗学的な解釈もされています。
実際に起きた事件というよりも、民間伝承的なものという考え方ですね。
画像を見ていただいてわかるように、舟の様子が詳しく描きこまれているので、本当にあった話じゃないかと考える人もいるわけです。
これだけ詳細な情報が残っているのは実際にUFOが不時着したからではないかという説が出てくるわけです。
…不時着するなら別にUFOじゃなくてもいいんじゃないかとも思いますけども。
舟には女性が乗っていて、言葉が通じなかったということなので、外国の舟でもいいよね?って思いますが、ロマンないですかね;;
面白いのはもう一点ありまして。
画像右上に〇や△を組み合わせた文字列があると思うんですが。
これが神代文字のひとつ、オシテ文字に似てるんじゃないかという人もいます。
神代文字は「かみよもじ」「じんだいもじ」と読みます。
漢字以前に日本で使われていたのではないかと考えられている文字のことです。
いくつか種類がありまして、その一つが「オシテ文字」です。
オシテ文字は、古史古伝のひとつホツマツタヱで使われている神代文字で、ホツマ文字と呼ばれることもあります。
…だんだん専門用語増えてきましたね;;
古史古伝は「こしこでん」で、古事記や日本書紀とはまったく異なる古代史が記載された史料のことですが、偽書とみなす考え方が主流です。
なぜ偽書扱いかといえば、その理由の一つに文字の母音数や表記が後世のもので、漢字伝来以前に書かれたとは思えないというものがあり、個人的には説得力あるかなと。
オシテ文字も画像貼っておきますね。
似てますか?
三角と丸だったらアルファベットもそう見えるような気もするんですけどね。
…で、ここまでが前置きです(長ッ
友人が言うには、英語のWikipediaにUtsuro-buneという項目がある、と。
これを聞いてすごいなと思いまして。
日本人でも知っている人そんなに多くないと思うのに。
しかも友人、むちゃくちゃ詳しい。
どこで調べたの?と聞いたら、Wikipediaに載ってると。
ただ、友人の言うことは日本のWikipediaの「虚舟」の項目に記載がないんですよ。
で、英語版を見てみたら。
日本語版より詳細な説明がされていたんです(@@)
何がそんなに英語圏の人達の興味を惹くのでしょうか、虚舟。
というわけで、最後にWikipediaの日米版を貼っておきます。
興味のある方はぜひ見比べてみてください。
掲載画像も英語版の方が多いです(^◇^;;
私はびっくりしました、というお話でした(^-^;
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